​ションヘル織機研究部

Schönherr loom lab.

  • 部長ひより

ション研【第6回】9/11


こんにちは!部長ひよりです。

ション研第6回目、今回は綜絖(そうこう)通しとカード組みです!


何この難しい漢字。。。

と思っていた方も多いかもしれません。

それはコレです!!(私の手相バレバレだな)


布を織るためには、経糸を上げ下げさせないといけません。

そうなるとそれぞれの糸を持ち上げないといけないですよね。

その動作をさせるためにこの穴に糸を一本一本入れなくてはいけません。

経糸が15000本あったら、15000回この穴に通します。

それを綜絖通しと呼びます。


今回は2人1組のセットで、糸を渡す人、綜絖に通す人と分かれて作業を行います。




今回は8枚の綜絖の列があり、手前から1枚目、2枚目、と数えます。

1枚目から1本、2枚目から1本と順番に1〜8枚まで繰り返し入れていきます。

このことを順通しと呼びます。


例えばヘリンボーンだったら、1234と通して4321と通します。

こうするとv字に柄が出てくることになります。


経糸本数が多くて、さらに綜絖も複雑だと、それはそれはとっても大変。。

1本でも間違えていれば織ったときに間違いがすぐわかります。

気の抜けない作業です。。


しかし今回は簡単な順通し☆笑

間違えずに、そして慣れてきたらスピーディーに行いましょう!


そしてカード組み!

これは他の産地にはなかなかないかもしれません。




今回はドビー機なので、このように柄を組みます。

例えば他産地だと紋紙やパンチカードと呼ばれるものが、ここではおはじきとビーズみたいな部品を組んでカードを作ります。





では外して組んでみましょう!



経糸が上がる部分を指示するのが、おはじきのような形のゴマ。(コマとも呼ぶ)

反対に下がる指示をしているのが鉄のビーズのような形のカラー。


さてカードについてなのですが、まず

ションヘルは下の写真のように(部長が教えてもらっていた岩正毛織さんです^^)向かい合わせに置いてスムーズに作業ができるように左運転と右運転があり、カードも左、右と組む方向が違うのです!



今回は左運転の織機なので左詰めに組んでいきますが、右運転の織機では右詰めに組みます。

ゴマやカラーが一枚一枚の綜絖を指示しています。

今回は8枚なので、ゴマとカラー合わせて8個いれていきます。

カードはMAX24枚対応できますが、24枚でやることはなかなかないです。。(葛利さんはちょくちょくやるらしい。。)


カラーは1個、そして4個が1つになったものもあります。


まずは割りピンを外して、バラバラにします。

この割りピンを外すのが一苦労!





外したら、今回は平織りなので、ゴマ・カラー×4、次はカラー・ゴマ×4と入れて、これを1セットとして計8本作ります。

平織りなので2つでリピートできるのですが、カードはくるくると回っていくので最低でも8本は作らないといけません。


今回は8本で済みますが、リピートが大きいと(大きいチェックなど)100〜200本になったりします...!

これが地味にしんどいです。頑張りましょう。

今回はビギナーズなので8本です^^


さて次はヒバコの動きを指定するカード。

これも左運転仕様にまとめていますが、右運転だと③と②のゴマとカラーの入れ方が左と逆になります。



右、左ともにシャトルが収納される箱(杼箱・ヒバコ)は4つ部屋があります。

これにシャトルが入り、押し出され、左右に往復することで緯糸が動き織ることができます。シャトルは最大6個使えます。

今回は2種類の糸を使うので2つのシャトルです。


どの杼箱に入れるのか、このカードで指定します。

今回は1から1へを2回、2から2へを2回

これを柄のカードを同じように8本作ります。


できたら織機にセットします。

柄(経糸)と杼箱(緯糸)のカードがセットできたら、動かしてみましょう。


こうなります!



しっかり上と下に分かれていますね!(まだ経糸がセットされていないですが!)


ちょっとマニアックなお話、、

ションヘルは綜絖を上と下に引っ張る仕組みになっています。

そして次の運動へ行く前に一旦戻るのです!



手織り機でも上にしか上がらないですよね。

ションヘルは上下に動いて、なおかつ一旦定位置に戻ります。

同じ経糸が上がり続けていても、必ず次の運動の前に一旦戻るのです。



葛利専務いわく、風合いに大きな違いが出るのだとか!


動いているションヘルを見る機会がありましたら注目してみてくださいね☆


では次回もお楽しみに!


部長ひよりでした!