​ションヘル織機研究部

Schönherr loom lab.

  • 部長ひより

外部レクチャー【白水 高広さん】第2回目


こんにちは!

部長ひよりです。


外部レクチャー2回目は株式会社うなぎの寝床代表取締役の白水 高広さんにお越しいただきました!


白水高広さん / 1985年佐賀県小城市生まれ、大分大学工学部福祉環境工学科建築コース卒業。2009年8月厚生労働省の雇用創出事業「九州ちくご元気計画」に関わり2年半プロジェクトの主任推進員として動く。同事業は2011年グッドデザイン賞商工会議所会頭賞を受賞。その後2012年7月にアンテナショップうなぎの寝床を立ち上げるとともに、現在まで地域文化商社として成長させている。商品開発なども積極的に行なっており、象徴としては久留米絣のMONPEがあり、1型で年間生産15000ほどになった。ポイントは商品を開発するだけではなく、地域の中のシステムとして機能しているところである。八女商工会議所のJAPAN BRAND事業で仏壇の技術でカトラリーを製作、沖縄総合事務局と地域団体商標を取得する団体のPR動画を製作、その他地域・他社のコンサルティングや制作、アドバイス、リサーチなども精力的に行っている。




台風の影響があり、日にちを変更したため、ご参加頂けなかった方も多かったと思います。

そのため少人数だったので、細かい部分のご質問にもお答えくださいました!

贅沢な2時間でしたよ!



今回は白水さんのプロフィール・経緯と「なぜもんぺなのか?」についてお聞きしました。


「地域文化商社」としているうなぎの寝床さん。(HP : http://unagino-nedoko.net/

2012年7月にスタートした九州ちくごのアンテナショップです。福岡県南部の筑後地方を中心に九州まで含めて70件ほどの作り手とやりとりをしながら物を販売しています。活動を開始し5年がたち、今では「地域文化商社」として社会的役割を果たすことを理念として活動を行っています。地域文化を顕在化させ、販売や流通を担い、文化的価値を高める場所をつくり、商業機能を担保できない資源に関しては速やかに動画や書籍として保存記録する。そのサイクルをある一定地域できちんとやっていくことがミッションとなります。地域文化を現代社会において担保し続けることができるシステムを構築します。









福岡の筑後地域には、伝統的な工芸品がたくさん生産されているのにも関わらず、知られていない現状があり、その良い品を「現地」で売る、というスタイル

人口が集まっている場所にお店を建てるのではなく、現地でアンテナショップがある、というのは斬新なようで、訪れることで生産現場が見れたり土地を感じることができます。


スタートしてから6年経った今では、「うなぎの寝床」があるから、福岡筑後地域に行く、食べる、泊まる=「福岡筑後地域を知る」ための拠点であり、行きたい!と思わせるスタート地点になっています!


いろいろなものを取り扱っているうなぎの寝床さんですが、代名詞は「もんぺ」ですよね。

白水さんも「一番生産まで関わっている商品」とのこと

久留米絣のテキスタイルを使った、「本物の(天然ものの)もんぺ」です。



個人的な意見で申し訳ないのですが「絣」ってすごく「昭和・ザおばあちゃん」な感じが出てしまうテキスタイルで、現代に合わせていくのは難しいんだろうなと思っていたので、

このもんぺを見たときは驚きでした。


伝統的なテキスタイルをリニューアルさせるときって、テキスタイルデザインを変えるか・アイテムを現代的に変えるか、という選択があると思うのですが、伝統的なテキスタイルを伝統的なアイテムで!というストレートさ。

でもその方が機屋さんや縫製される方も今まで作っているものなので、スムーズにお仕事できますよね。


少し変えている点とすれば、ちょっとだけおしりのボリュームを落とし、少しタイトなシェイプにしたそう。

しかもこれも故意ではなく、「生地をなるべく余らせず使うために」細身にしたそうなのです。



このもんぺを振り返ってみると

  • はき心地が良い

  • 軽い

など、良い点がたくさん!


TVなどでも取り上げられ、今では年間1万本を売り上げています。



その他にも、SNSやチラシなどどの層をゲットするにはどのような広報ツールを使った方が良いのか、やオランダとの取り組みなど近況も教えていただきました。





講義のあとは参加者と歓談。

少人数だったからなのか、少し人生相談のような時間になりました。


終わったのは夜10時頃!

遅くまで、本当にありがとうございました。


産地のものは産地で見せる。

そのことが最終的には強みになっていくんだなあと思いました。


また次回もお楽しみに!

部長ひよりでした。